- 友人から聞いた分譲マンションの不思議の続きです -
友人に戸建てに買い換えないのか聞いたところ、意外な答えが返ってきました。
当分はこのまま住み続ける。
理由は、
- 駅に近い。
- 通勤・通学に便利。
- スーパーも近い。
- 日当たり、風通しが良い。
確かに、戸建て中古住宅の場合、上物の価値は相当減価され、ほとんど土地の評価になってしまうのに対して、マンションの場合、土地は区分所有で面積が極小であり、また自己処分できないためほとんど価値はなく、上物(部屋)の評価になります。
したがって、駅への距離や日当たり等の立地条件が良ければ良いほど価格の減価は少なく、買い手も見つかりやすいとのこと。
ちなみにマンションの場合、一般的には一年で100万円減価し、1,500万円まで下がったところで減価が止まると言われているそうです。
しかし、ここ数年でマンションの新築価格が20%~25%値上がりしているために中古価格の減価率も低くなっているようです。
彼の計算はこうです。
- 仮に年100万円の減価だとしても、管理費等の維持費の月5万円を足すと、100万円÷12ヶ月=8.3万円+維持費5万円で、月額合計13.3万円。
つまり、所有しているのではなく、一カ月13.3万円で部屋を借りていると思えば、立地や床面積から考えて安い。
分譲マンションは、永住の地ではなく仮住まい・・・。
だから住人間のコミュニティも生まれてこないし、管理費や修繕積立金が高くても『まぁ、そんなもの』と管理会社の言いなりになっているのだと。
ただし、彼の試算によれば15年前後で戸建てとマンションの価値は逆転するそうです。理由は管理費と修繕積立金の支払額が戸建ての減価率を上回るから。
まだ少し先のことですが、退職後は庭付き一戸建てに移住(?)するそうです。