本日あたりから調整一巡感のある銀行株が立ち直りを見せると思っていましたが、くすぶり続けていたマイナス金利の深掘りが再度大きく取り沙汰され、日経指数を押し下げ市場のムードを暗くしました。
期待していた25日線維持は遠く及ばす、-114.80円安、16,614円での大引けとなりました。
日経指数はブレグジッドショックから伸びる下値抵抗線をギリギリ維持していますが、銀行株は本日、この下値抵抗線を下抜きました。
直近2、3日の動きを見れば16,000円処への下が確定したように見えますが、そこは相場のあや。NYダウの約400ドル安での連れ安を除けば持ち合いといったようにも思います。
また、本日後場の下落の様相は、いつかも見たような日銀ETF買いが入らず失望売りされた時と似ています。
実際、入ったかどうかはもう少し夕刻にならないとわかりませんが、日銀ETF買いには即時的な効果はなく、目先筋の提灯(口実)による上げ下げであるように最近思ってきました。
焦点は既に今夜のNY市場の動きに移行しており、個人的にも単期ポジのいったんの手じまいをするか否かの分岐点に差しかかっていますので、NY市場には踏ん張りを見せてほしいところです。