2016年8月16日火曜日

SMAPに見る喪失感なき解散

こんなことを書くと熱烈なファンの方には怒られてしまうでしょうけど、昨日は、一日中、硬派のニュース番組までSMAP解散を取り上げていて、いささか食傷してしまいました。

40才を超えた大人5人が一致団結して同じ方向性を向くとは、ちょっと思えないんです。

がむしゃらに仕事をして、人気を得て、ある程度の地位とお金を手にしたら、次は自分が理想とする生き方や仕事、自己実現をしようと思うのはごく普通のことだと思います。

この点はサラリーマンが早期リタイアする考え方とそれほど違いはないと思います。

ただ、これまで彼らが芸能界で抜きんでたポジションやかなりの収入を得たのは、本人たちの努力に加え、ファンの皆さんの支え(購買行動)があってのことなので、解散がファンを裏切ることになるという考えもわかります。

でも、街頭インタビューを見ていると、ファンの皆さんも解散は望まないながらも言葉の端に個々のメンバーの考えを尊重しようというニュアンスも感じました。

広告業界としても25年間稼いでくれたので義理は果たしてくれたと思っているのでしょう。

SMAPという、イメージが固まった中で次なる発展性を模索するよりはグループの呪縛を解いて、個々の人生を思い通りに生きる道を選択するのはごく普通の考え方だと思いました。

また、全員かどうかはわかりませんが、個人としての活動は継続することもあって喪失感なき解散のように思います。

SMAPファンとしては何年か後に再結成する日を待つ楽しみもあると思います。

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