2016年8月31日水曜日

早期19,000円回復も視野に -8/31大引け

本日の日経平均は+162.04円高の16,887.40円にて引けました。

注目していた出来高は20.89億株、売買代金は2.2兆円とまずまずのボリュームとなりました。

日足MACDは陽転を明らかにしつつあり、ボリンジャーバンドは収縮から拡散に向かい日経平均は+2σに沿って上昇している、5日線と25日線がGCするなど先高感を強めています。

また、本日は8月末日のため月足が確定しました。

月足の注目点は、6月安値と7月安値が52月移動平均線に下値サポートとされており、18,000円処に位置している25月移動平均線とともに上向きを維持していることです。

すなわち、15,000円を割った2/12安値が、当面の底値であると同時にアベノミクス相場の終焉を示唆する下落ではなく、調整であった可能性が生じています。

これを前提に考えれば、本年1/4の大発会寄り付き値18,818円を契機に12月中旬からの持ち合い価格帯を下離れ、2/12の14,865円までの4,000円の垂直落下は、グローバルな売り仕掛けの奏功との見方が有力となります。(NY市場は既に2月安値前の高値を更新していることも傍証となります)

特に、大発会の18,818円から17,600円処までの1,200円の下落は真空地帯のように週足一本で下落しており、価格帯出来高が極端に少なくなっています。

それだけに17,251円、17,613円の各節目を超えた辺りからは大発会の18,818円~19,000円までスッと戻る可能性を感じており、秋に向けてのメインシナリオの一つとして注目しています。

(現在、103円台前半に位置するドル/円が、日足一目均衡表の雲上限の105円を超えて推移することによって、このシナリオの実現性が高まります)

まずは、本日成し得なかった8/12高値の16,943円の奪回が目先の目標となります。

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