週末のNYダウの高騰にもかかわらず、ドル/円は米国雇用統計発表時の瞬間的な円安101.26円を超えることなく、週末の東京タイムとほぼ同値の100.54円で引けています、
米国債10年利回りが雇用統計発表直後は跳ね上がったものの次第に低下し、引けでは発表前の水準まで戻ってしまいました。
これらを考慮すれば今週も円高圧力のトレンド変化には至らず、引き続きジリジリと瀬踏みするように円が高値をうかがっていく可能性は高いと思います。
ただ、97円~100円の水準は直近の円安トレンドにおいてもみ合いとなった局面であることから、この水準では同様にもみ合いの後、ドルの反発となることが想定されます。
以上のことから、日経平均についても先の6/24安値の15864円水準が下値のメドとなるのではないでしょうか。
月曜日の寄り付き後、高値をどこまで伸ばし、また値を保っていけるかが注目点になると思います。
参院選については自公が過半数を確保し、改憲勢力が3分の2に迫る勢いで開票が進んでいますが、前週、同様の観測報道がされる中で日経平均は大きく下落しており、初動で織り込み済み、選挙結果が日経平均に与える影響は中立でしょうね。
また、改憲ばかりが取り沙汰されて、安倍首相の談話でも「強力な経済対策」と抽象的な表現に留まっていることは選挙中と同様で、観測報道頼りの状況は変わりそうにありません。
もし、月曜日の大引けまでに、雇用統計発表後の高値もみ合いである15,300円~17,350円程度を保つことが出来なければ、騰落レシオやRSI、信用評価損益の値から週初(週央)安の後、オシレーター指標の底付きにより後半高の展開になると予想します。
私の戦略
とりあえず14,800円~15,000円処への押し目待ち。