往年の人気スポーツカーが、装いも新たに次々と登場する。日産自動車は約9年ぶりに大幅改良した「GT-R」を、ホンダも約11年ぶりに復活させた「NSX」の国内受注をそれぞれ今夏から始めるほか、トヨタ自動車も1990年代に人気を集めた「スープラ」の復活を検討しているもようだ。
若者のクルマ離れはともかく、エコカーブームによってすっかり影を潜めていた高性能なスポーツカーの復活は『サーキットの狼』に始まるスーパーカー時代を生きた者として、胸躍るニュースです。
GT-RとNSXは既に今夏から受注を開始するという現実的な話も嬉しいです。
とても購入はできませんが 、信号待ちで、目の前を華やかなスポーツカーが走りすぎていく姿を見ると、今でも胸がときめきます。そのような機会が増えることが楽しみです。
新型スープラの中身はBMWだからガッカリとの声もありますが、今はトヨタが独自開発する余裕もリスクも取れない環境なので、とりあえず日本のユーザーが手に入れることが出来て、日本の路上を走らせ、日産 - ホンダ - トヨタ の3巨頭の揃い踏みの構図を作り出すことが大切だと思います。
そして、燃費重視からクルマ本来の魅力であるスタイリングへと人々の目が向き始めるような気がします。
普及価格帯でも、ホンダ・ヴェゼルやスバルXVなど、押し出し感の強いクルマがよく目立っています。
来春にはトヨタからプリウスベースのコンパクトSUV・C-HRが筋骨隆々としたスタイルでの登場が予定されています。
(自動ブレーキなどの衝突回避システムが備わっていることも大きな要素であり)、日本の道路が無個性な灰色から徐々に華かさを帯びてくる気配を感じることは、景気回復への狼煙のように思います。
時期としては、すぐそことはいかないと思いますが、国産スポーツカー復活のニュースなど、既に種が蒔かれているような気配を感じます。