先週末、今週から上昇トレンドに転換した場合の想定上値は75日線の17,365円処がメドと考えていましたが、昨日~今日の上げ幅により、あと少しのところまでに迫っており、さらに上を目指す気配も濃厚となっています。
本日の個別の動きは、内需系は朝方こそ上伸したものの徐々に上げ幅を縮めて長い上ひげや陰線となっているものが多い一方、これまで売られ続けたメガ銀株や輸出株は5%程度の上昇を維持するなど堅調に推移してものが多く、出遅れ修正が進んでいると見ます。
特にメガ銀株の出来高は、本日前場で前日終日分に迫る商いが出来ており、久しぶりの力強さも感じます。
本日、後場も堅調に推移して陽線引けとなった場合、可能性は少ないと思いますが、明日のGUによる三空出現も視野に入ってきます。
逆に後場は一服となり、寄り付き値を下回り上ひげの陰線で引けたとしても、前日比では大幅プラスで終わることが想定されるため、適正範囲の調整と思われます。
なお、今回のチャートには、安値からの上昇や25日線を挟んだ動きなど4/8の15,471円から4/25の17,613円との相似を感じます。
参院選の与党圧勝は事前観測どおりですので、選挙前の円高株安圧力は、日経平均上振れの仕込みだったと考えられ、適度な調整を繰り返しながら、下値での買いが売り一巡する水準及び日柄まで高値更新が続くのでは?