2016年9月21日水曜日

分譲マンションに管理人は必要か? ・・ 分譲マンションにあって賃貸マンションにないもの(1)

分譲マンションに住む友人から管理会社は儲けすぎだという話を書いた昨日のブログの続きです。

そのとき「なるほどと思った分譲マンションにあって賃貸マンションにないもの」あるある大辞典が面白かったので書いておきます。

その1・・ 管理人です。

最近の分譲マンションは管理人さんが常駐していて(友人のマンションは平日の昼間のみ)、毎日、あちらこちらの掃除をするスタイルが一般的なようです。

ホテルライクなマンションはコンシェルジュなんて言う訳のわからない管理人も置いていて、宅急便の引き渡しなどのサービスも行ってくれるようですが、友人のマンションはごく一般的な受付兼簡易点検及び掃除係のようです。

管理人さんが毎日箒やモップでマンション内を掃除してくれて、清潔を保ってくれることは良いことですが、『そんな必要があるのかなぁ?』というのが友人の意見でした。

管理人さんは平日(昼間)のみで土日や祭日は欠勤となります。三連休や四連休が普通にあるけれど、掃除をしない3日後(4日目後)、汚れていて見苦しいかったということはないそうです。点検もしかり。

そうですよね。道路でさえ酔っ払いが汚さない限り、目に見えて汚くならないのに、マンション内の共用部が毎日掃除が必要なほど汚れることは滅多にないのでは?と私も思いました。

その点、賃貸マンションは大家さんの収入に直結するので管理人を置くことはしないでしょう。

わが家も、以前、50戸程度の賃貸マンションに住んでいたことがありすが、管理人兼大家さんが二階に住んでいて、1週間に一度くらい廊下の掃き掃除をしていただけでした。

もし、私が賃貸マンション一棟のオーナーだったらとしても、常駐の管理人など雇わないでしょう。

管理人さん分譲マンションの居住者から高額な管理費を取るための管理会社の策略ですね。

管理会社というか、デベロッパーは、建て売りの利益だけでは満足せずに、建築後も30年、40年と儲け続けていけるよう、管理会社を設立してフルスペックの管理を提供しているので

また、彼の奥さんも、別の意味で管理人さんの存在を嫌がっていました。

外出の都度、「あ、○○号室の奥さん出かけた」とわかってしまい、スーパーに買い物に行けば「あ、スーパーに行ってきた」、ちょっとおめかしして外出すれば「あ、どこ行くのかしら・・・」、と生活をのぞき見られているように感じることや、また、そのたびに一言二言あいさつしなければならなくて、逐一「行ってらっしゃい」と声をかけられるのもうっとうしいと話していました。

おそらく管理会社の言い分としては、管理人さんの存在が居住者の見守りや不審者の侵入抑止になっていると言うでしょうが、ガードマンのように各階の廊下に立って警備しているのならともかく、管理人にそのような機能は期待していないのではと私も思いました。

抑止効果は設置されている監視カメラで充分だよ、とは友人の率直な感想。

マンションという居住者間でのコミュニティが存在しない中では意見の統一が難しいことも、管理会社の思うがままにさせられている要因とのことでした。

聞けば聞くほど、分譲マンションへの幻想が崩れてきましたが、お金に余裕のあって少しくらい出費が多くても気にしない人が住むのがマンションという構図は確実にあるようです。

まぁ、 分譲マンションの良い面もありますがまた次回に。
  
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