◎日足チャート
MACD及びストキャは陰転の兆しを見せており、ここで陰転確定となった場合、週内再度16,000円が想定されますが、先週末のジャクソンホールを経て急激に円安が進行し、時間外の先物は230円高の16,590円で引けており、陰転の兆しは杞憂に終わる可能性が高いと考えています。
また、週末の日経平均が日足75日線の16,339円を一時割り込んだことでテクニカルな反発が想定されます。16,700円処を上回って推移すれば上昇シグナルが点灯するように思います。
◎週足チャート
MACDが下降を開始しシグナル線と交わり陰転の兆しが生じている。 仮にここからMACDが下抜いた場合、16,000円は通過点となり15,000円前半までの幅のある下落が想定されるが、米国の利上げ確度が高まっており(個人的には9月利上げの公算もあり得るのでは・・・)、分水嶺を下る可能性は低いと考えています。
先週の日経平均は26週線 16,430円を下抜いて終わっているが、月曜日は26週線を奪回してスタートすることから引き続き週足での同線のサポートの有無に注目点する。
◎ 今週の焦点
先週金曜日の後場16,320円から16,470円処への反発場面では、大引け値は16,450円~16,500円と踏みましたが、14:00から再度下落し16,360円で引けました。個人的に、この下落には (記憶の限りでは) 為替もNYダウ先物も反応薄であり、少なからぬ違和感を感じました。
今週はジャクソンホールで一気に生じた円安バイアスが継続していくかどうかです。
なお、総体としては、25日騰落レシオは78.95、9日RSIは29.34、松井証券の信用評価損率(買い残)-14.13% と底値圏を示していることから日足及び週足の分水嶺は上に向かって強含みで推移すると考えます。
(空売り比率のうち「価格規制なし」が3日連続で9.9%~12.3%と高率を示している点が不気味です。素直に売り優勢となるか、逆に踏み上げとなるかが注目点と考えます)
□NYダウ平均
テクニカル指標は全般的に弱気に傾いていますが、日足ストキャが下げてもあと1ピッチと予想される底に達しており、9日RSIも36.7と過去の反発水準まで低下していることを考慮すると、ここからの下押しは限定的で、反発局面に移ると考えています。
ただ、週末に米雇用統計の発表を控えていることから徐々に膠着状態に陥ることも想定されます。
☆私の戦略
単期買いポジは金曜日後場の下落局面で解消も考えましたが、下げ方があまりに強引なため持続と判断。今週も持続方針継続。