2016年6月29日水曜日

MDと懐かしき過去

部屋の掃除をしていてMD(ミニディスク)を見つけました。

MDが発売されたとき、これぞ録音媒体の最終型だと感嘆したことを鮮明に覚えています。

それまでは音楽はカセットテープに録音し、ウォークマンやカーステ(懐かしい響きです。カーステレオの略)で聞くしかありませんでした。

テープですから、曲の頭出しをするには、キュル キュル キュル と早回しをしなければなりませんでした。スキップもキュル キュルと面倒でした。

また、録音(ダビング)は音質を保つためには等倍速でなければならず実時間が必要でした。

そのような不便さを一気に解消したのがMDでした。頭出し一発で、デジタルのため音質劣化がなく、論音時間もあっという間にできる、カセットテープ時代からは信じられない未来のメディアでした。

しかし、今、MDは過去のメディアになってしまいました。言うまでもなく iPodに代表されるフラッシュメモリに取って代わりました。

その種の業界の方なら予想していたことかも知れませんが、MDが登場したときの便利さに感動したことを懐かしく思い出しました。もちろん、思い出とともに・・・。

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