2016年7月14日木曜日

天皇生前退位でデノミ論議が高まるか?

昨夜、突如伝えられた天皇陛下の生前退位のご意向。

改憲がらみのいろんな憶測を生んでいますが、現人神(あらひとがみ)から人間宣言をされている天皇(制度)ですので、両陛下にはできる限り健康で長生きをされること願う一国民としてご意向には大賛成です。

また、一般の組織同様、引退して後進に道を譲ることも組織の発展に重要なことです。

ただ、天皇が日本人の心のよりどころであることは確かです。

私も何回か昭和天皇や今の天皇皇后両陛下のご来訪に出会ったことがありますが、両陛下が視界に入った際のギャラリー (民衆) の歓喜の声や「陛下!」「陛下!」と声をかけながら懸命に手を振る姿に『熱狂の渦』を感じて興奮と感動を覚えました。

今の皇太子がどこまで日本人の心の中に入り込むことができるかは未知数ですが、雅子さまのご体調や宮内庁の考え方が雌雄を決すると思います。

ご結婚された当時の雅子さまも、かなりの人気でしたのでご体調懸念のイメージさえ払拭できれば・・・と思います。

さて、天皇退位と来れば、元号変更が続きます。

デノミのタイミングとしては元号変更時が最適なことは言うまでもありません。

先日、麻生さんが「90才になって老後が心配とか言ってる年寄りはいつまで生きるつもりだ」と言ったことは記憶に新しいです。

デノミの景気浮揚効果にも諸説がありますが、デノミによってタンス預金が一気に表に出てくることに伴う経済効果は確実にあると思います。

( 昨夜、日経平均先物が報道直後に瞬間的に跳ね上がった早とちりのアルゴリズムはこれだったのでは?)

生前退位は法手続に数年かかるとも言われており、デノミ論議を深めるには良い年数かも知れません。

また、宮内庁も今年5月、負担軽減のため皇太子の分担を増やす公務の全体的な見直しを行っていますので、モラトリアム期間を有効に使っていただきたいです。

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